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制作時間について

 こんにちは。アトリエくまの堀江です。最近は急な雪などでビックリしましたが、またやや暖かく?なってきたような、そうでもないような感じですね。ボクはといえば、まだ教室ではアロハシャツを着ており、ずいぶん季節はずれな感じです(笑)

 さて、今回は制作時間についてちょっとだけ考えてみようかと思います。まさに今これを書きながら考えている感じです。

 まず、制作の時間について長ければよいかというと決してそうではないこともあります。これは自分自身がつくっていてよくあることですが、作品を何とか成立させようと思い、無駄に手を加え、なんだかよくわからないものになっていくパターンがあります。でもまぁ子ども教室の生徒をみていると、よく思うのは最初から良く見せようというつもりが希薄であることが多いように思います。良くも悪くも……。だから前述したようなことっていうのはあまりないことです。むしろ、その逆でまだまだ完成していないのに、ここで完成と手をとめてしまうことがよくあります。その場合は、講師であるボクがもう少し制作をしようかと提案し、完成度をあげていくケースが多いです。そこで手間をかけてできた作品はいつもよりちょっとだけ出来映えがよく、うれしいものです。こんな経験を繰り返していくうちに、ちょっとずつですが、技術や知識が増えていきます。

 また、少数派ではありますが、講師のボクがもういいんじゃない?と言っても全然意に介さないで、作品をつくりこんでいく子もいます。こういう場合はこちらも止めたりはしません。自分が納得のいくまでじっくりつくってもらいます。その結果はほとんどの場合、大人が見ても、ちょっといいなと思うようなものができあがります。今回画像添付させていただいたHちゃんの作品は、その一例といえるかと思います。彼女は一つ一つ素材を考え、どうやったらよいかをボクと相談しながら、作品をつくりあげました。月に2回ほどのペースで教室に通い、半年ほどかけて制作しました。こういう作品ができたときの喜びは、こういった経験をした人にしかわからないものと思います。

 制作時間というのは、この作品ならこれくらいという簡単な目安はありますが、なかなか見極めが難しいです。手のはやい子、ゆっくりな子、じっくり型の制作が得意な子、瞬発力のある制作が得意な子など色々な子どもたちがいます。年齢でも違ってきますが、そこは思ったより差はないかなという印象です。どれが良いということはありません。それぞれに良いところがあると思います。

 ……制作時間、なかなか難しいですね

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相模原市緑区西橋本の子ども絵画造形教室アトリエくま 堀江和真

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