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 こんにちは、アトリエくまの堀江です。ブログのアップが滞っていたので、ひさしぶりの更新です。でも、更新しようかなっていうときには、大体すぐにはなにを書こうか思いつかないものです。

 そこで最近読んだ本を一冊紹介してみようかと思います。養老孟子さんの「いちばん大事なこと」という本です。
 さて、養老さんの一番大事なこととはなにを指すのでしょう?それは環境問題だということです。あらゆる政治問題で環境こそが最優先で、地球の歴史の中ではほかのあらゆる問題は比較にならないと書いています。なかなか興味深い本でした。
 ボクがこの本の中でもっともおもしろいと感じたのは、日本人の古くからの自然との付き合い方についてと、現代の日本人が都市型になっていることについての部分でした。
 古来から日本人は自然を手入れすることで保ち、自然と人間の社会を行き来してきたといいます。でも自然は往々にしてこちらの予想どおりにはいかない。だから日本人の信念は努力、辛抱、根性であった。それに対して都市型が進んだいまの日本人はどうだろうか?都市というのは人間の脳でルールをつくりだし、なんでも思いとおりになるように考えられたものであるから、今あげた努力、辛抱、根性は培われない。自分の顔ですら気に入らなければ、手入れせず手術で変えてしまおうとする。という部分。
 以外なことにこの自然を手入れするという考えは世界でも珍しいらしく、またこの方法は環境問題へのかなり有効手段であるということでした。
 ボクなりの感想をいえば手入れという発想は、ボクたちの生き方にもとても大切だなぁと思いました。
 読書感想文みたいになってしまって、すいません。もしお時間ありましたら是非読んでみてくださーい。



相模原市緑区西橋本の子ども絵画造型教室 アトリエくま 堀江