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送る言葉

2019年04月08日
 こんにちは、アトリエくまの堀江です。いやはや、春ですね。「暮れなずむ街の~、光と影の中~、旅立つあなへ~送る言葉~♪」って歌詞あってるのかよくわかりませんが(笑)。昔から色々な曲の歌詞をいい加減に覚え、間違ったまま大声で歌いつづけ、みんなにハテナと思われてながらも割と堂々と中学生くらいまで歌っていたことを文章を書きながら思いだしました。
 
 まぁでも、それは置いておいて、この歌が歌われるシーズンは大体先月の3月あたりが多いです、卒業式なんかによく流れていそうな海援隊さんの有名な歌ですね。
 さて、アトリエくまでも、この4月から中学生という子がチラホラ。中には5年以上も通い続けてくれた子もいます。なんだか定期的に会っていると、あまり気が付かないものですが、体も心も大きく育っており、ふいにびっくりしたりします。ボクは子育ての経験はありませんが、こんな風に子供たちの成長をつかの間、感じることができうれしく思います。教室をはじめる前は、こんな風に子供たちの成長を眺めながら暮らしていくのが、一つの夢でした。なので、気が付けば一つ夢が叶っていたことになります。そして、こんな日々が続くよう一層努力しなくてはなぁ~と思います。

 よく、「中学生になっても通っちゃだめなの?」と聞かれます。ボクは答えます。「いいよ」と……。そして「でもね……」と続けます。大体こんなことを伝えます。中学生になると環境が変わるし、部活動などもある。新しく増えた選択肢をまずはじっくりと眺めてみること。もちろん、このまま教室に通ってもいいけれど、場所や環境が変わったら、自分も変化してみるのをボクはおすすめしたい。
 もちろん、長く教えた子供たちには愛着があります。このまま教えていきたいという気持ちはボクの中にもあります。でも、やっぱり新しいチャレンジもしてもらいたい、という気持ちがあります。
 それはボク自身が、中学、高校、大学は割と惰性で生きてしまったということ。いろいろな経験をなぜしなかったのか?と思うようなとこもあること。そして社会に出てからの目まぐるしい変化と、新しい経験とチャレンジの楽しさとの2極性を感じているからかもしれません。人は変わることができます。良くも悪くもなのが難しいところですが、とにかく変わり続けることが、とてもエキサイティングだと思います。
 ボクは子ども絵画造形教室をしている傍ら絵画や立体をつくるアーティスト活動もしています。ボクは大したアーティストではありませんが、続けていくことのコツは?と聞かれれば、「変わりつづけていくこと」と答えます。何も突拍子もないことをしろということではなくて、少しずつでいいから学んだり、遊んだり、感じたりしながら、自分の中に新しい要素を放り込んでいく。そうして、変わることを恐れず楽しむことこそが、アーティストとして大切なことなのだとボクは思っています。
 
 これは、何もアーティストに限らないとも思っています。常に変化することを意識している人というのは、とても魅力的だと思います。願わくば、子供たちにもそんな風に成長してもらいたい。そう思っています。

 そして、アトリエくまから旅立った生徒たちには、是非また気が向いたときに遊びにきてもらいたい。そのときに、魅力的な大人として、いられるよう努力したい。

 って、今日はちょっとカッコつけすぎましたね(笑)。





相模原市緑区西橋本の子ども絵画造形教室アトリエくま  堀江和真

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