こんにちは。アトリエくまの堀江です。アトリエくまは神奈川県相模原市にある、小さな子ども絵画造形教室です。毎日のことでふとブログに書いてみたいと感じたものなどをあげていきたいと思っています。
さて、今日も今日とて、工作のネタを考える日々が続いています。子どもの工作教室を続けていくうえで、このことは、ずっと続いていく課題なのではないかなぁ?というのがボクの思うところです。もちろん、教室によっては、いくつかの鉄板の課題と季節のイベントに合わせたカリキュラムをガッチリと組んで、これを磨き上げていくところもありますし、今後、アトリエくまもそういう風に変わっていく可能性もありますが、今のところ、それは考えていないわけです。
アトリエくまの特徴としては、みんながバラバラの工作や絵画に取り組んでいるということです。子どもの個性は色々で、すごく人気のある工作を紹介しても「全然興味ない」と簡単に断られてしまったりします。あまりにも、それが続いた場合、その子だけをターゲットにした工作のレシピを探しはじめます。もちろん、ただ単に見栄えが良く、スカッとするだけでは、習い事としては、意味がないものになってしまうので、これをやることで、どんな効果が見込めるのか?と考えてみたりもします。そして、そんな風にして、数時間、試行錯誤して出来た工作ネタをその子に披露してみても、やっぱりダメ出しをされてしまったり、うまく制作をスタートさせても、10分で飽きたと言われたりします。こんなことは、教室では日常茶飯事にあります。
正直、大変だなぁと思うこともありますが、こういう事が、工作のレシピを豊かにしていく上で、とても有意義であることは確かです。こうして完成したレシピは講師であるボクの好みとはまた別の空気感のものができることがあります。そして、そのうちのいくつかは他のたくさんの生徒にも好評で、時間がたち、教室の人気レシピに育つこともあります。
ただし、種明かしをしてしまうと、絵を描くことや、ものをつくることというのは、簡単にいえば、塗る、描く、貼る、削るなどの単純な作業の積み重ねでしか、ありません。この単純さに素材をかけ合わせた時、出来上がるものに、さまざまなバリエーションが生まれますが、作業の精度をあげていく工程などはコツコツやっていくことしかありません。
でもまぁ、美術をはじめとする作品づくりは、単に上手であれば良いというだけの世界ではありません。そこが難しいところでも、面白いところでもあるわけです。
子どもたちには、まず描いたり、作ったりすることの楽しさを感じてもらいたいです。
色々考えると...うーむ、難しいですね。そして、楽しいです。
相模原市緑区西橋本の子ども絵画造形教室 アトリエくま 堀江和真
さて、今回はバードハウスについて書いてみようかなぁと思います。
アトリエくまでは、教室をはじめたばかりの頃から、バードハウスなるものを庭に設置しています。木で作った家形の容器に小鳥がちょうど入れるほどの穴を空けてあるもので、アクリル絵の具て色が塗ってあります。
このバードハウスも外に置き始めてから、早7年ほどが経過し、大分くたびれてきたので、そろそろ新しいものを新調しようか、と計画中です。
バードハウスには、運がよければ、鳥が一時的に住み、巣をつくり、雛が生まれると、巣立っていくというサイクルが楽しめます。
鳥って、なんとなく昔から好きなボクです。熱心な方ではありませんが、愛好者ではあると思います。
このバードハウス、造形物としてもなかなか面白く、世界中の作例を本やインターネットでみていると、ついつい時間を忘れてしまいそうになります。要は鳥が住めるだけのスペースと、入り口の穴の大きさ、鳥が嫌う素材や色を使わないといった感じで、制約が非常に少ない建築物なので、本当に色々な作例があります。
教室でも、子どもたちに、つくってもらえたらと思い、試行錯誤しています。木工のスキルや工具が乏しいアトリエくまではありますが、なんとかできたらいいなと思っております。
相模原市緑区西橋本の子ども絵画造形教室アトリエくま 堀江和真