こんにちは。アトリエくまの堀江です。毎日寒いですね。テレビなどをあまり見ないのでよくわかりませんが、例年よりきっと寒いんじゃあないかなと思っています。風邪なんてひかないね、などと高を括っていたら、あっさり風邪をひき、しばらくグズグズしていました。みなさんはいかがお過ごしでしょうか？

　さて、先日、横浜線中山駅から歩いて30分、「にいはる美術」さんにお邪魔してきました。ここは、さわださんご夫婦が運営されている子どもの絵画造形教室で、お家の一階が子ども教室と、ご主人の彫金工房になっている素晴らしい空間です。室内はさっぱり片付いているもののいたるところに造形の材料と子どもたちのつくりかけの作品などを収めた道具箱などがひしめいていて、何かものをつくっている人間ならワクワクぜずにはいられないところです。

　15時前にお邪魔して、16時から元気な子どもたちが次々に教室にやってきます。みんなヤンチャで人なつっこくて、リラックスしていて居心地がよさそう。ボクは教室の名前でもある「くま」と呼んでもらうことにして、いよいよ教室の時間です。この日はキャンドルづくり。パラフィンを湯煎して、色々な空き容器に注いでつくっていきます。ワイワイ言いながらもみんな集中していました。教室は時々、注意を促しながらも終始なごやかに過ぎていきました。
　
　子どもと先生、アシスタントの方の信頼関係がきちんとしていて、和やかで良い教室だなぁとは思ったのですが、その理由は教室が終わったあとにわかりました。掃除をしたあとのミーティングです。このミーティングでは、一人一人の子どもを順番に話題にして、作品はもちろん制作時に気づいたことは何でも話し合い、現場のスタッフで共通の認識をつくっていくことです。しかもこれを細かく手書きで書いていらっしゃいました。ボクがいたことで、こんな子たちと説明してくれたのもありミーティングは１時間を超えました。
　こういうコツコツとした取り組みのもとに子どもとの信頼関係が築かれていたのかと、本当にすごいと感心してしまいました。
　
　その後もアシスタントのヨーヨー（あだな）さん、ボクと同じような見学の方、すみさん、教室のさわだ夫妻と色々な話がはずみ、結局22時までお邪魔してしまいました。今まで色々な教室を訪ねましたが、こんなに長居してしまったのははじめて。いやはや図々しかったかなといいつつ、またお邪魔しようと考えています(笑)。帰りはアシスタントのヨーヨー氏と中山駅まで歩きでつきあってもらい、ダラダラと子どもと美術の話や建築や、美術家について話しながら帰りました。この日はとても寒かったけれど、なんだか心はあたたかになりました。にいはる美術のみなさん、子どもたち、ありがとうございました。アトリエくまでもできることからコツコツ見習っていきたいと思います。

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相模原市緑区西橋本の子ども絵画造形アトリエくま　堀江和真