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準備体操

2021年05月21日
 こんにちは。アトリエくまの堀江です。アトリエくまは神奈川県相模原市にある、小さな子ども絵画造形教室です。毎日のことでふとブログに書いてみたいと感じたものなどをあげていきたいと思っています。

 さて、雨空が続く毎日、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?ボクはといえば、最近は自転車を漕ぐのにはまっていて、雨だと出掛けられないので、ちょっとげんなりしているといった状態です。

 まぁ、それは置いておいて今日は準備体操について、ちょっと書いてみたいと思います。
 
 アトリエくまでは、レッスンの最初の10分ほどを割いて、準備体操という名前で、さまざまなアプローチで絵を描かせています。このレシピは毎月変えていって、1年ほどしたら、一周回って同じ準備体操という風に考えています。

 どんなことをやっているのか、例をあげてみたいと思います。今月はアルミホイールにマジックで絵を描いています。先月はクラフト紙、その前は、おもちゃなどを目の前で固定して手元をみないで描くコンタードローイングと呼ばれるものをやりました。

 このように、難しいことはないのですが、素材を変えたり、変わった描き方をしてみると、いつもと少し違った絵が描けます。アトリエくまでは、テクニックよりは目線の変え方や、素材の選び方などに、焦点をあてて、絵画というものを教えることが多いです。日本という国はテクニック重視の傾向がありますが、海外の絵画のノウハウ本などを読むとこの目線の変え方や、素材の選び方に焦点を当てて指南している傾向があります。

 別に海外のモノマネをしたいのではありませんが、結果的にアトリエくまでは、そちらに力点を置いています。理由は簡単です。講師であるボクがそちらの方が魅力的だと感じるからです。

 準備体操の習慣は、しばらく続けてみるつもりです。手首をほぐして、自由に創作してもらえることが、第一の目的ですが、その他の副産物が生まれたらいいなぁと思っています。



相模原市緑区西橋本の子ども絵画造形教室 アトリエくま 堀江和真

 こんにちは。アトリエくまの堀江です。アトリエくまは神奈川県相模原市にある、小さな子ども絵画造形教室です。毎日のことでふとブログに書いてみたいと感じたものなどをあげていきたいと思っています。

 さて、今回は最近新しくはじめたアルバイト先でのことについて、ちょっと書いてみたいなぁと思います。講師であるボク、堀江は子ども教室の中では、工作や絵を教える立場にありますが、一歩外に出れば、さまざまな人に教わることも、珍しくありません。

 現在はお小遣い稼ぎと、新たなスキルアップを目指して、週に2度、近所の工場で働いています。ここでは、色々なことを教えてもらうことが多いです。当然、学校ではないので、ものすごく丁寧に教えてくれるわけではありません。そんなとき、ミスを恐れてしまうことと、自分のやり方が合っているのか?など、簡単な作業でも、つい質問を重ねてしまうことがあります。工場のスタッフの方は丁寧に対応してくれますが、ちょっとは自分で考えろよと思っていることでしょう。そう思うと、なんだか自分がなさけなく感じるものです。これが、段取りから仕上がりの予想図まで、自分の中で組むことができる、自身のアート作品では、いつでも自信満々で、失敗を恐れず、堂々とつくることができます。

 これと、同じような光景を子ども教室でみることができます。自信のなさそうな子ども、手順を確認しないと作業に入らない子どもなどです。ボクはそんなとき、思い通りに、やってごらんとアドバイスすることが珍しくありません。もちろん、教室は教わるところ、工場は働くところなので、意味合いが違いますが、子どもたちとボクの関係が、時に、工場でのやりとりのようになっていないか?と感じる時があります。

 言うまでも、ありませんが、確認をすることが悪いとは思っていません。仕事ではひつこく確認することは、ミスを防ぎますし、会社の損失を減らすことになります(まぁ、ボクの場合はいくら確認してもミスをするときはしますが)。ただ、教室で子どもたちが質問するときに、劣等感を感じてしまったり、自由な発想の経路を閉じてしまっていたら、とても残念に思います。

 今年に入ってから、新しくはじめた工場での仕事は、そんな気づきをボクな与えてくれました。子どもたちとの接し方とのヒントになりそうです。とても、良い環境でのアルバイト、楽しみつつ、スキルアップして教室でも役立てていきたいと考えています。



相模原市緑区西橋本の子ども絵画造形教室 アトリエくま 堀江和真