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森と遊ぼう

2018年05月25日
 こんにちは。アトリエくまの堀江です。

 先日の5月13日、横浜のズーラシアのすぐ近くにある森で活動している「創造と森の声」のワークショップ「森で遊ぼう」に参加してきました。この日のボクはスタッフとしての参加。今回は参加者対象を未就学児とその家族としていたので、小さい子とお父さん、お母さんがたくさんいらしてました。

 ワークショップの内容はというと、お母さんとお子さんは、森の中にある枝や葉を集めてくる作業と、土を掘って小さな山を作る作業とをします。それができたら、葉や枝を山にさしていって、森のケーキをつくっていくといったものが一つ。
 お父さんたちはロープや間伐材を使って、ブランコや、ターザンロープのようなものをつくるといった内容です。
 書いてみると、とても単純ですが、これがなかなか楽しいのです。枝の形や葉の種類の多さに驚き、土を掘れば、すぐに木の根にぶつかり深く掘れないことに気が付く。そして根っこの色は地上の木の色とは全然違っていたりします。土の固さとか匂いとか、さまざまな事が体験できます。ボクはお父さんたちと、木にロープをかけて、ブランコをつくっていたのですが、お父さんたちも楽しそうで、ロープをどうやって結んだら、木にうまく括りつけられるのか?とても真剣に取り組んでいたのが印象に残りました。ボク自身もスタッフのくせに、知らないこと、できないことがあるとベテランのスタッフの方に習って、あれこれ作業し、ちゃっかり一緒になって楽しんでいました。できあがった、ブランコやターザンロープを使って親子がまた楽しそうに遊んでいました。ただ、ぶらさっがって数メートルの距離をいったりきたりするだけなのですが、子どもたちにとっては何時間でも遊んでいられる素敵な遊具になるのです。付き添いのお父さん、お母さんはちょっと大変そうでしたが(笑)。

 現代では、テクノロジーがどんどん進んで、家の中、あるいは手のひらに収まる携帯電話でも簡単にゲームなどができ、それが驚くほどよくできていて人々はすぐに夢中になることができます。老若男女問わず、ものすごい熱量で、みなさんゲームをしています。歩きながらはまだ序の口で、自転車に乗りながらなんていう方もいますね。ボク自身は携帯電話をつかったゲームはやったことがないので、その魅力についてはうまくわかりませんが、きっとやりはじめたら夢中になってしまうのかなと思っています。
 テクノロジーを否定したりしたいわけではないのですが、今回のように例えば土を掘ってみる、ロープを手にして結んでみる。そんな単純なことが、とても新鮮で驚きの要素がいくつも隠されているということもボクはちょっと言いたいと思うのです。そこには匂いがあり、さわったときの触感があります。視覚と聴覚で楽しむ携帯などのゲームでは再現できないものです(現段階では)。今回会場となっている森は街の中にそっと寄り添うような小さな森です。それでも、危険がないわけではありません。蚊や蜂もいれば、ツタウルシといった触ると湿疹ができるような植物もあります。そういった存在とうまくやりながらですから必ずしもお手軽というわけではありません。でも森での時間はボクの場合はですが、あっという間に過ぎていき、そして楽しいです。8月には地元の学童の子どもたちへのワークショップの講師を担当する予定です。また、ここ数年はアーティストとして森に通っていて、毎年夏は、森の中で作品をつくっています。暑くて、大量の汗と、夏の森の中のタフな蚊たちには閉口しますが、森の制作が楽しくて楽しくて仕方がないボクです。森に遊びに来たいという方がいらしたら是非お声掛けくださいませー。

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相模原市緑区西橋本の子ども絵画造形教室 アトリエくま 堀江和真