こんにちは。アトリエくまの堀江です。あっという間に桜が散ってしまいましたね。今年の桜はとにかくきれいで、そしてちょっと不気味にボクの目には写りました。人生というのは儚いものです。そして少しだけ歳をとったせいか、何か「死」の影のようなものを桜が咲き、散っていく中に今年はいつも以上に色濃く感じました。でも、まぁ相変わらず、のんびりぼんやりしているボクです。

　さて、桜の話はちょっと出だしとしては暗かったのですが、アトリエくまでは今年も中学生になり、巣立っていった子どもたちが数名出ました。みんな３年かそれ以上みてきた子たちだったので、ちょっと名残惜しいのですが、３月に次々とお別れをしていきました。もちろん、中学になってもアトリエくまは通ってもよいといえばよい場所です。でも、中学になると活躍の場がぐっと広がります。チャレンジできることも違ってきます。だから、中学生になってからしばらく様子を見て、それからまた通いたいという子は喜んで受け入れます。でも、大抵の子は、戻って来ず、新しい生活の中で、新たな可能性にチャレンジをはじめています。ボクが教えたことが、何かの折にふいに役に立ってくれると良いなぁと思っています。
　また、卒業を待たずに巣立っていく子もいます。学年が変わり、中学受験の準備をはじめる子。授業のリズムが変わることで通うのが難しくなる子、色々あります。多くの場合、突然告げられるので、ボクはそんな時、あれやこれやと教えておきたかった事を思い浮かべ残念な気持ちになります。でも、生徒や保護者の方にも事情があるので、ボクにはどうすることもできません。少しでも後悔のないよう毎回できるだけのことをしたいと思っています。でも本当にむずかしい（笑）。

　新しく入会してくれる子が多いのもこの時期です。画材を手にする表情は初々しく、新鮮な驚きをボクも肌で感じることができます。この純粋な感動をどこまでひきのばせるか？というのがボクの課題です。ボク自身も自分の作品をつくるときに最も気をつけていることです。絵や工作は楽しい、このことをどうやったら伝えていけるのかな？と思っています。

　春、今年はいつも以上にたくさんの課題に取り組みたいと考えている今日このごろです。初の「ストイックくま」、登場なるか？といっても、これは自分に対してだけです。そして、自分では最高にストイックくらいが、一般的には平均的な頑張りだろうと思っています。

　今年度もよろしくお願いしまーす

---

相模原市緑区西橋本の子ども絵画造形教室 アトリエくま 堀江和真