こんにちは、アトリエくまの堀江です。さて、もう9月です。毎日うだるような暑さでしたが、今日は涼しいくらいの天気でしたね。夏もそろそろ本当に終わりかなぁなどと思っていますが、また暑くなったりするんでしょうか?どうなんでしょー。
先日、8月16日にJR横浜線中山駅から歩いて少しのところにある学童にお邪魔してワークショップをしてきましたー。ボクは中山駅から少し離れた場所にある里山に作家として森のメンテナンスや展覧会などで年間を通して関わらせてもらっています。ボクの子ども絵画造形教室という仕事もあり、昨年からはワークショップもさせてもらっています。本来なら森の中でのワークショップを予定したのですが、当日は悪天候のため学童の中に森の小枝をたくさん持ち込んでのワークショップとなりました。内容はとてもシンプルです。小枝を何本か選んで結束バンドで繋げる。これを繰り返しながら立体やレリーフをつくるといったものです。ワークショップの狙いもとてもシンプルです。まず、枝にふれてもらうこと。様々な種類の枝、どんな風にしなるのか触ったときの感触を体験してもらうこと。そして結束バンドの使い方を覚えてもらうこと。この2つだけです。ボクが企画するワークショップはいつもシンプルです。内容も狙いもシンプルにすることで、誰でも参加できるものにし、かつ個人の発想や工夫が生まれやすいもの。そういうものを考えます。たまーにですが、ワークショップをたくさん経験させれば造形教室に通わなくても同じという風におっしゃる方がいますが、ボクの場合は、教室とワークショップは別物だと考えています。教室では、道具の使い方や表現のコツ、制作の身体感覚などを繰り返し反復させながらスキルアップすることを考えますが、ワークショップではそれがなかなか難しいです。どちらが良いというレベルのものではありませんが、別物だなぁとはボクは思っています。
さて、今回のワークショップの子どもたちの反応はというと、とても良かったと思います。作品の写真を撮っておかなかったのがとても残念ですが、けっこうたくさんの傑作が生まれたと思っています。学童の先生いわく、普段はつくったりするのがあまり好きでない子も、夢中になってつくっていたとのことでした。雰囲気もよく、あっという間の2時間となりました。子どもたちが楽しみつつも真剣な表情で作品と向き合っているのをみるのは、とても楽しくうれしい気持になります。学童施設でのワークショップは今回で2回目、普段は工作や絵が嫌いと公言している子たちもいる中での催しは、毎回緊張もしますがうまくいくと本当に「やった」って思います。
最後にワークショップの最初に挨拶のときに子どもたちに伝えたメッセージを書いておきますね。これはボクの信念でもあるので~♪
「今日は作品をつくるとき、何か特定のものをモノをつくるのも良いですが、何かよくわからないけど、自分では美しいと思う形をつくってみてください。できたら、ちょっと回してみたり、後ろに下がってみて、こうした方がいいかな?と思ったら、また少し枝を加えたりしてまた考えてみてください。できあがったものは他の人がいいと思うかどうかというのは気にしないでください。そして、自分は美しいと感じたことだけは覚えておいてください。自分ではいいと思うこと。後で、持って帰ったりしたりして、誰も褒めてくれなかったとしても、自分では美しいと思ったことをどうか忘れないでください。そういうことがとても大事だとボクは思って暮らしています。」と大体そんなことを言いました。セルフジャッジって、とても大切だと思うのです。美しさの基準に関しては、そんな研ぎ澄まし方もあると思っています。もちろん学びながら、その基準は変化していくこともあるでしょう。でも、なにか自分の中の根源的な体験や感性から生まれてくる感覚もあると思います。
相模原市緑区西橋本の子ども絵画造形教室 アトリエくま 堀江和真
先日、8月16日にJR横浜線中山駅から歩いて少しのところにある学童にお邪魔してワークショップをしてきましたー。ボクは中山駅から少し離れた場所にある里山に作家として森のメンテナンスや展覧会などで年間を通して関わらせてもらっています。ボクの子ども絵画造形教室という仕事もあり、昨年からはワークショップもさせてもらっています。本来なら森の中でのワークショップを予定したのですが、当日は悪天候のため学童の中に森の小枝をたくさん持ち込んでのワークショップとなりました。内容はとてもシンプルです。小枝を何本か選んで結束バンドで繋げる。これを繰り返しながら立体やレリーフをつくるといったものです。ワークショップの狙いもとてもシンプルです。まず、枝にふれてもらうこと。様々な種類の枝、どんな風にしなるのか触ったときの感触を体験してもらうこと。そして結束バンドの使い方を覚えてもらうこと。この2つだけです。ボクが企画するワークショップはいつもシンプルです。内容も狙いもシンプルにすることで、誰でも参加できるものにし、かつ個人の発想や工夫が生まれやすいもの。そういうものを考えます。たまーにですが、ワークショップをたくさん経験させれば造形教室に通わなくても同じという風におっしゃる方がいますが、ボクの場合は、教室とワークショップは別物だと考えています。教室では、道具の使い方や表現のコツ、制作の身体感覚などを繰り返し反復させながらスキルアップすることを考えますが、ワークショップではそれがなかなか難しいです。どちらが良いというレベルのものではありませんが、別物だなぁとはボクは思っています。
さて、今回のワークショップの子どもたちの反応はというと、とても良かったと思います。作品の写真を撮っておかなかったのがとても残念ですが、けっこうたくさんの傑作が生まれたと思っています。学童の先生いわく、普段はつくったりするのがあまり好きでない子も、夢中になってつくっていたとのことでした。雰囲気もよく、あっという間の2時間となりました。子どもたちが楽しみつつも真剣な表情で作品と向き合っているのをみるのは、とても楽しくうれしい気持になります。学童施設でのワークショップは今回で2回目、普段は工作や絵が嫌いと公言している子たちもいる中での催しは、毎回緊張もしますがうまくいくと本当に「やった」って思います。
最後にワークショップの最初に挨拶のときに子どもたちに伝えたメッセージを書いておきますね。これはボクの信念でもあるので~♪
「今日は作品をつくるとき、何か特定のものをモノをつくるのも良いですが、何かよくわからないけど、自分では美しいと思う形をつくってみてください。できたら、ちょっと回してみたり、後ろに下がってみて、こうした方がいいかな?と思ったら、また少し枝を加えたりしてまた考えてみてください。できあがったものは他の人がいいと思うかどうかというのは気にしないでください。そして、自分は美しいと感じたことだけは覚えておいてください。自分ではいいと思うこと。後で、持って帰ったりしたりして、誰も褒めてくれなかったとしても、自分では美しいと思ったことをどうか忘れないでください。そういうことがとても大事だとボクは思って暮らしています。」と大体そんなことを言いました。セルフジャッジって、とても大切だと思うのです。美しさの基準に関しては、そんな研ぎ澄まし方もあると思っています。もちろん学びながら、その基準は変化していくこともあるでしょう。でも、なにか自分の中の根源的な体験や感性から生まれてくる感覚もあると思います。
相模原市緑区西橋本の子ども絵画造形教室 アトリエくま 堀江和真
| 18:44
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