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年賀状について

 こんにちは。アトリエくまの堀江です。1月も残りわずかとなってきて、いよいよお正月気分でもいられないなぁと思いながら、まだ少しだらだらとしているボクです。

 さて。今回は年賀状について少しだけ書いてみようかなと思います。みなさんは年賀状、必要だと思いますか?よくわかりませんが、たくさんの人が必要がないと感じているのではないでしょうか?理由は様々ですが、SNSでわりといつでも近況報告をチェックできるようになったこと。ラインなどの連絡に便利なアプリが多数存在すること。また年賀状では届いているのか?読んでいるのか?謎な点。書くのが面倒。エコじゃない。ちょっと考えただけでも様々な不必要かもしれないなぁと思う点があげられます。加えて今年は郵便料金も上がっていました。もう、いいかなぁと思う方もたくさんいると思います。実はボク自身も去年は年賀状を書くことをやめました。

 しかし、とボクは思う点もありました。これはボクの場合ですが、年末の恒例行事として年賀状を書くと一年が終わるのだなと実感ができ、新しい歳をポジティブに迎えられるという感覚があること。メールやSNSでの簡単な文章で送ることよりも紙で送った方が、相手には少しだけ印象に残るではないかと思うことなどがあります。しかし、上記の2点だけでは作業量と手間に見合わないなぁとも思いました。
 思い出すのは子供のころ、まだ電子メールというものがとても不便なような感じがしたころ。お正月になると家族それぞれが思い思いに年賀状を書き、子供だったボクは手書きの絵と文章を友達一人ひとりに書いて年賀状をつくっていました。あの頃は相手の友達からもよほどのことがない限り、同じようにオール手書きの年賀状がかえってきて、なんだかうれしかったような記憶があります。今でも子供同士では手書きの伝統があるのかもしれませんが、おそらく年賀状というものを出す習慣自体がないのかもしれません。あの頃は時間がもっと太っていて、手間暇はかかったけど、豊かだったなぁなどと思うのは、おそらく懐古主義というものでしょう。現代は現代で、いろいろなお正月というものがあり、年始の挨拶の在り方があるのだと思います。

 さてさて、ボクは年賀状、今年はまた書きました。なんで書いたかというと書きたかったからです。イラストは描いたものをスキャンして出力したものですがが、他はハンコや手書きで作業しました。一枚一枚、相手のことを思い出しながらメッセージも書いて送りました。ここで、ボクが体験したことは、相手と自分との関係についてや、どんな風に相手のことを思っているのか?などということを日ごろ考えているよりもリアルに感じることができたということです。
 何年も会っていない人、この先もいつ会えるかわからない人の中でもすごく親近感を抱いているなと思う人が多くいること。昔の楽しい思い出を共有していることを思い出させてくれる人。現在仲良くしている人でも、つい長文のメッセージを送ってしまう人、いつも会えばおしゃべりに花が咲いてしまうのに、手紙ではあまり書くことがない人。仕事の人、仲良くなりたい人、仲直りをしたい人などなど、改めて他の人と自分の関係について見つめなおす良い機会になりました。これは年賀状にかかわらず、自分が何を思っているのか?ということを頭で思うだけではなく、実際に紙に書いてみることはすごく良いことだと思います。字だけではなく絵もそうだと思います。

 年賀状、皆さんも来年いかがでしょうか?できれば手書きで♪ってボクも今年の年末、果たして書くのか?ちょっと疑問です(笑)



相模原市緑区西橋本の子ども絵画造形教室 アトリエくま 堀江和真

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2019年03月13日
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