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高砂児童館 ワークショップ

 先日、2月17日に葛飾区にある高砂児童館にてワークショップをさせていただきました。タイトルは「大きな絵を描こう」というもので、内容は単純で大きな紙を用意して、そこに一斉にみんなで絵を描くというものです。何度かこのワークショップはさせていただいたのですが、今回は60人以上の子どもたちとあっって、どうなるかなぁ~と楽しみにしていました。

 さて、今回のイベント、大人数の子どもと一緒に絵を描くということに興味を覚えてもらえる方はいないかなぁーと考えて、すぐに思いついたのが、書藝家の平野壮弦さんです。以前、この教室をはじめて間もないころに、やっぱり同じ内容のワークショップに遊びにきてもらったのです。そのときは8人とかだったかなぁ。今でも、その時のお話しを氏とすることが多いです。とても楽しい思い出です。それで、今回も一緒にワークショップをすることを快諾していただけました。ありがたい。
 それから、ボク、アトリエくまの堀江が個人で作家活動をしている際に最近お世話になりはじめた絵の具の会社ターナー色彩の油屋さんもお誘いしました。教室での活動も見てもらいたいとの思いもあってのことでしたが、このワークショップのために絵の具の用意までしていただいて感激しました。

 それで、そんな2人を迎えてどうなったかというと、ちょっと想像できないようなものが出来ました。それがコレ。

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 ちなみに最初の状態はコレです

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 開始早々、1m以上はあろうかという壮弦さんの大筆が登場して、墨で絵を描き出す。少し遅れて絵の具を使って紙に筆や手、ローラーなどをつかって紙に塗りたくりだす。これをたくさんの子どもたちが同時にするのだから、すごく迫力があってみていておもしろかったです。ボクのこのワークショップでの狙いはこうです。体をのびのびつかって線を引くということです。普段絵を描くというのはスケッチブックサイズのものに、慎重に手先を使って描くことが多いです。けれど、自分よりもずっとずっと大きな画面の前では人は体を全部使って線をひかなければなりません。でも、それはとても楽しくて、こういう描き方もあるっていうのを子どもたちに体験してもらいたかったのです。今回は異例の量の絵の具があったこともあり、子どもたちはめちゃくちゃ楽しそうでした。色を混ぜるのに没頭する子、紙が破れて、下のブルーシートが見えても全然おかまいなしで手を動かす子どもたち。描くところがなくなると自分の手や足にも子どもたちのキャンパスは広がります。
 最初はボクも楽しくて、わくわくしていたのですが、会場である高砂児童館のきれいだった空間がどんどん汚れていくのと絵なのか沼なのか、わからないほどの情景をみて、これはちょっと児童館の方にやりすぎと怒られるなという思いが沸いてきていました。
 でも、終わってみれば、スタッフの皆さんにも、おおむね好評で、子どもたちもとてもうれしそうにかえっていきました。めでたしめでたし。高砂児童館のスタッフの皆さま、本当にどうもありがとうございました。



相模原市緑区西橋本の子ども絵画造形教室アトリエくま 堀江和真

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