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アトリエくま 自宅教室とカルチャーセンター内での教室

 こんにちは。アトリエくまの堀江です。今日は秋晴れの気持ちの良い天気ですね。この天気がしばらく続くと良いのですが。

 さて、今日は自宅の教室とカルチャーでやっている教室を比較してみようと思います。この両者はレッスンの性格がけっこう違うなぁと思っていて、最近は一概にどちらの方が良いかということが分からないなぁなどと思っています。下に特徴をちょっと書いてみますね。

「自宅教室の特徴」

 ・できあがるまで制作する。できあがりの基準は講師が決める
 ・教室内のみんなでバラバラのカリキュラムを進めることができる
 ・マイペースに進めることができる
 ・道具や材料が豊富にある

「カルチャーセンターの特徴」

 ・時間内で作品を仕上げる
 ・カリキュラムを組み、足並みをそろえて一緒に進む
 ・短時間で集中するようにいわれる
 ・限られた道具や材料でつくる


 本当にざっとですが以上のような差があります。自宅教室はできあがるまでじっくりつくることができますし、その子の年齢やレベルにあわせてつくるものを考えていくことができますし、急がなくてものんびり考えて、じっくり時間をかけて制作を進めることができます。材料も豊富に教室内に置くことができます。一方カルチャーセンターはというと、この条件からは真逆です。制限時間ありで、みんなで同じカリキュラムを進めていきます。材料や道具は大量に持ち込めないので、そこにあるものを使って考えることになります。

 これだけ描くと自宅教室の方がよさそうに思えますが、カルチャーではみんなが同じものをつくっていますからアイデアの共有ができます。思わぬ発見みたいなことも共有できます。道具、時間に制限がありますが、こういう風にしたほうが良い作品ができることも少なくありません。たくさんの材料の選択肢とのんびりじっくり考えることが、良い作品ができるための絶対条件ではありません。

 これはよく考えると、美術作家の仕事に似ているのが自宅教室でのレッスン、デザイナーやイラストレイターの仕事に似ているのがカルチャーでのレッスンといえるかもしれません。美術品は基本的に時間や材料費の制限がなく、本人が納得いくものをつくることが最優先される傾向があります。売れっ子の方は違いますが……。一方デザイナーの方やイラストレーターの方は、依頼主から与えられた条件に見合うものを限られた予算と素材で考え納期に間に合わせることが最低条件です。こういうことを考えてみると、どちらにも良い面、悪い面というのがあります。子どもによってもどちらが得意かっていうので違うと思います。

 ボク自身はこの2つの環境で子どもたちと接することができてラッキーだなと思います。まだまだ発展途上なので、すごく勉強になります。もうすぐ年の瀬も意識の中に入ってきました。頑張るぞぉーと気持ちあらたに考えています。



相模原市緑区西橋本の子ども絵画造形教室 アトリエくま 堀江和真

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