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学問の楽しみについて

こんにちは。アトリエくまの堀江です。みなさん、いかがお過ごしですか?

 さて、今日は学問の楽しさについて、ちょっと書いてみようと思います。

 まずは、ボク堀江和真の思い出話しから。あれは、今から8年ほど前の話しになるかと思います。他愛のない事柄なのですが、すごくよく覚えていることがあります。
 ボクはよくマクドナルドで珈琲を一つ買って、スケジュールなんかを組むことが多いのですが、その日も、そんなふうにしていたのだと思います。向かいには、パジャマみたいな格好の若者が二人、ポータブルゲーム(DSとかSwitchとかそんなの)をうだうだとやっている。そして、言った台詞...

A ...オレさ、決心したことがあるんだよね。
B ...何を?
Aいや、オレさ、親の脛を齧れるだけ齧ることにしたよ。仕事とか絶対しない
B ...ふーん。

 これを眺めていて、ボクは思いました。日本、終わったな、と。まぁ、このシーンはどうでもいいんですが。じゃあ、書くなって話なんですが、こちらも衝撃のシーンだったので。

 さて、ボクのとなりにもう1組、大工の方らしきオッチャンが二人。この日は、雨だったので、束の間の雨宿りの様子でした。この二人の会話。

X 俺ね、最近ハマってることがあんのよ。(とても楽しげに)

Y なんだい?

X あぁ、あれだよ、あれだよ、宇宙!!

Y ???

X だから、宇宙。なんか最近読んだ本でよ、宇宙っていうのは、実はものすごいデカい生き物の体内だっていう仮説があるっていうんだよ。びっくりだよなぁ。そしたら、俺たちの身体の中にも宇宙があるっていうことなのかな?

Y ???

と、大体こんな会話。

 ボクは正直、大工のおっちゃんからこんな台詞が出てくることに少なからずビックリしました。それと、同時に何かを学ぶことって、こんなにも人を生き生きとさせるのかと思いました。素晴らしいなぁと、しみじみ感じたのを今でもたまに思い出します。これを思い出すとあの日の若者の姿もセットで思い出すのは、まことに残念ですが。

 ボクは美術という学問と出会えたおかげで、毎日が生き生きとしています。そして、同じように美術が好きな人と出会えば、やはり楽しくなってたくさんしゃべってしまいます。側から見たら、大工のおっちゃんも、ボクも、大差がなく、同じようなものでしょう。

 願わくば、教室に通う子供たちにも、ボクが大工のおっちゃんから受け取ったキラキラとした雰囲気を、ボク自身が発することで、お届けできたら、いいなぁと思っています。



相模原市緑区西橋本の子供絵画造形教室 アトリエくま 堀江和真

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2020年09月29日
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