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偏りについて

 こんにちは。アトリエくまの堀江です。アトリエくまは神奈川県相模原市にある、小さな子ども絵画造形教室です。毎日のことでふとブログに書いてみたいと感じたものなどをあげていきたいと思っています。

 今回はちょっと偏りについてちょっと書いてみようかなと思います。何の偏りかというと、子ども絵画工作教室で、それぞれ指導を行っている先生の偏りについてです。

 最初に言っておくと、偏りを非難したいわけではなく、みんな、それぞれ違うよというお話しです。

 ボクは他の教室の指導方針や創意工夫に興味がありまして、たまに他の教室にお願いをして見学やその日かぎりのアシスタントをさせていただくことがあります。

 そこには色んな先生がいて、色々な工作や絵のレシピがあります。ちょっとお話を聞いただけでも、どこもボクの教室とはレシピが違います。もちろん、どこでもやっているようなメジャーなものもありますが、はじめてみるようなものもあります。先生にも、ボクのようにアーティスト活動と並行してやっている人もいれば、教える事に集中している人もいます。

 どうしてレシピや指導方法が分かれるのか?

 答えはとても簡単です。それは、教えている人がみんな別々だからです。工作教室というのは、他の習い事と違い、ステップアップの道筋のようなものが、非常に曖昧です。ですから、指導する人それぞれのお気に入りのテクニックであったり、素材であったりが、レシピに大きく反映されます。それまでどういった人生を歩んできたのか?どんな哲学を持っているのか?美術に限らずですが、どんな先人の影響を受けたのか...数えたらキリがありませんが、とにかく教室によって、さまざまな点で偏りがあります。

 偏りは、通っている子供達にも影響を与えますので、指導する側は慎重にならなければなりません。教える側のボクとしては、子供達と話し合いながら、それぞれの個性を引き出してあげたいと苦心していますが、その対策ですら、ボクが持っている引き出しからしか出てこない答えなのです。

 ただし、こういう風にして、それぞれの教室から、色んな個性の子供たちが、産まれていくのはとても、好ましいとも思います。



相模原市緑区西橋本の子ども絵画造形教室 アトリエくま 堀江和真

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